三原舞依、「私も頑張らなきゃ」 新たな刺激を胸に 全日本シニア合宿

[ 2020年7月21日 17:35 ]

<フィギュアスケート・全日本シニア強化合宿>練習する三原舞依(代表撮影)
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 フィギュアスケートの全日本シニア強化合宿が21日、大阪府内で報道陣に公開された。昨シーズンは体調が整わずに欠場が続いた17年四大陸選手権女王の三原舞依(シスメックス)は、オンライン取材で新たな刺激を受けたことを明かした。「この合宿に呼んでいただけて、ビックリしていて。去年、試合をテレビで見ていた選手と滑る機会を与えてくれてうれしい。私も頑張らなきゃと思った」と実感を込めた。

 自身の体調不良に加え、コロナ禍でリンクが閉鎖。「滑り初めた頃に、コロナでリンクが閉まって。リンクが開いてからもいろいろあって、なかなか滑れてなくて…」と明かす。自粛期間中は自宅で柔軟や体幹を鍛え、筋肉を1からつくりなおす必要もあった。「苦しいこともたくさんあった。やってこなかったことが他の選手より多い」と語った。

 それでも支えになったのは、スケートへの思いだった。「スケートが大好きという思いは変わらずにできた。氷の上に少しでも早く立てるように毎日過ごしていた」と振り返る。久々に氷に乗ると、「氷ってこんなに滑るんだ!」と実感。現時点では3回転ループまで戻ったという。「フリップ、ルッツ、3―3までミスのない演技をすることを第一に。今までできていたことをできるようにし、さらに磨いていきたい」と前を見据えた。

 つらい時期を乗り越え、現在の体調については「元気です!」と笑顔を見せた。「結構いろいろあった。今、凄く元気になっている。去年のことあったからというのではなく、あまりお答えすることはできないですけど、元気になってきている。練習をしっかり積んで試合に合わせていきたい」と強調した。

 今回の公開練習は新型コロナウイルス感染防止のため、取材活動を制限。現地取材者は各社1名、スチールカメラは代表撮影で行われている。

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2020年7月21日のニュース