樋口新葉、今季序盤からトリプルアクセル投入「練習で調子がいい」 全日本シニア合宿

[ 2020年7月21日 15:27 ]

<フィギュアスケート・全日本シニア強化合宿>練習する樋口新葉(代表撮影)
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 フィギュアスケートの全日本シニア強化合宿が21日、大阪府内で報道陣に公開された。オンライン取材に応じた女子で18年世界選手権銀メダルの樋口新葉(明大)は、大技3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)をシーズン序盤から投入する考えを明かした。

 この日、公開された練習でもトリプルアクセルをチャレンジ。「去年、最後の最後で入れられた。今年こそはシーズン前から安定したジャンプにして、最初から挑めるようにしたい。最近の練習で調子がいい。質の良いジャンプが跳べている」と話した。ショートプログラム(SP)では組み込まず、フリーの冒頭で組み込む予定という。

 プログラムはSP「バード・セット・フリー」とフリー「ポエタ」を継続。新たな振付のために海外のリンクに行くことが難しく、「去年と同じで試合に臨む。去年と同じで精度を上げた方がいいと思った」と明かした。

 緊急事態宣言下で2カ月ほど氷上練習が行えず「世界選手権が中止になり、何の練習をしたら良いのか。自粛から1、2週間は不安な気持ちがあった」と吐露する。それでも北京五輪のプレーシーズンへ向けて「オリンピックを考えずに、去年と同じように自分が出来ることをやり切る。落ち着いて、新しいトリプルアクセルだったりを安定させていけるように。目標としていた大会で結果が出せるように」と前を向いた。

 今回の公開練習は新型コロナウイルス感染防止のため、取材活動を制限。現地取材者は各社1名、スチールカメラは代表撮影で行われている。

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2020年7月21日のニュース