ゴルフ界先陣!韓国女子ツアー、14日無観客開幕 選手らに「コロナ対策マニュアル」配布

[ 2020年5月13日 05:30 ]

イ・ボミ
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 コロナウイルス感染拡大の影響により世界各地で活動を停止していたプロゴルフツアーの先陣を切って韓国女子ツアーが14日に開幕する。開幕戦の韓国女子プロ選手権は今年で42回目となる韓国メジャー。日本ツアー勢からはイ・ボミ(31)、アン・ソンジュ(32)が出場。韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)作成のコロナウイルス対策統合マニュアルなどから日本の指針となる韓国の取り組みを見る。

 「コロナ克服、大韓民国、ファイト」のスローガンの下、韓国女子ツアーが約2カ月遅れて開幕する。KLPGAはこの間、職場を失った選手支援などの意味も込めて賞金総額を7億ウォン(約6300万円)増額して大会史上最高の30億ウォン(約2億7000万円)に。出場選手枠も144人から大会最多150人に広げた。

 韓国ゴルフ界を挙げての開幕戦へ、盛り上がりを見せる一方、どのような感染防止対策がなされているのか。KLPGAは韓国内で既に開幕している野球、サッカーのプロリーグ同様、無観客での実施を決めた。4月22日までに30ページのコロナウイルス対策統合マニュアルを作成し、出場選手、関係者に配布。医療・法律・メディアの専門家も含む作業部会などで対策を練ってきた。

 選手だけでなく同居人にも「感染予防心得」の順守を指示。ソーシャルディスタンスの確保は元より選手同士の会食自粛。今後、観客を動員した場合も握手禁止、サインは丁重に断るなど、14の細則が定められ、毎日、発熱症状の有無などを記載する自己診断表の提出も義務付けている。会場入り口にはウオークスルーUV消毒装置を準備。選手・関係者の動線を消毒する専門業者のほか、日本ではハードルの高い新規感染者に備える専門医療スタッフと隔離空間の確保も検討している。

 韓国内での新規感染者は2月末から減少に転じ、4月19日には2カ月ぶりに1桁に。5月に入りソウル市内で80人以上の集団感染が発生し、第2波への懸念が出るものの、国際社会では早い段階で沈静化に成功した優等国と評価は高い。その韓国での開幕戦。依然、先行き不透明な日本ゴルフ界には現状打破への大きな指標となる。

 《日本は開幕見通し立たず》日本国内は日本女子プロゴルフ協会が「新型コロナウイルス感染症対策特別規定」を作成し、選手や帯同キャディーらに検温や体調検査などを義務づけている。ただし、大会ごとに主催者が異なるため、会場での対策は各主催者に委ねられる。また、開催有無についても同協会と主催者との協議で1試合ごと判断している。12日には6月19日に千葉県内で開幕する予定だったニチレイ・レディースの中止が決定。開幕の見通しは立っていない。

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