瀬戸大也、水谷隼らトップ選手4人が萩生田文科相と意見交換 NTC再開を要望

[ 2020年5月13日 19:32 ]

アスリートらとのオンライン意見交換に臨む萩生田文科相(左)=13日午後、文科省(代表撮影)
Photo By 共同

 競泳で東京五輪代表の瀬戸大也(25=ANA)らトップ選手4人が13日、萩生田光一文科相、鈴木大地スポーツ庁長官とリモートによる意見交換を行った。萩生田文科相が現場の声を聞くために設けられ、卓球の水谷隼(30=木下グループ)、フェンシング男子エペの見延和靖(32=ネクサス)、バレーボール女子の荒木絵里香(35=トヨタ車体)も参加。選手たちは緊急事態宣言を受けて31日まで閉鎖されている東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)、国立スポーツ科学センター(JISS)の早期利用再開を求めた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各選手が練習を制限されている。自宅の庭に簡易プールを設置しトレーニングを進める瀬戸は「1カ月以上練習できないことに、他の選手から不安の声も上がっている。1日でも早く使えるようになればありがたい」と訴えた。また選手同士オンラインで練習を公開し、互いを鼓舞し合っているという見延は「スポーツだけを特別扱いしてほしい訳ではないけれど、少しずつ戻れるようにしてほしいのが正直な思い」と述べた。

 萩生田文科相は「東京都が先が見えない状況の中で、知恵を出し合いながら少しずつでも戻れるような措置をしていきたい」と考えを述べた。また鈴木長官は屋外施設から段階的に使用再開していく方針をすでに1日に打ち出しており、詳しい内容については今週中に発表する意向を示した。

続きを表示

2020年5月13日のニュース