八角理事長沈痛、コロナ感染で死去の勝武士に「力士らしく最後まで病気と闘ってくれました」

[ 2020年5月13日 13:27 ]

日本相撲協会の八角理事長
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 日本相撲協会は13日、新型コロナウイルスに感染し、治療を受けていた高田川部屋所属で西三段目82枚目の勝武士幹士(しょうぶし・かんじ 本名末武清孝さん=すえたけ・きよたか)が同日午前0時30分、コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため亡くなったと発表した。28歳だった。先月10日に新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性が判明し、相撲協会員で初の感染が確認されていた。

 現役力士の訃報を受け、相撲協会の八角理事長はコメントを発表。「この度の悲報に接し、協会員一同、心より哀悼の意を表します。ご遺族の皆様方のご傷心を察しますと、お慰めの言葉も見つかりません」とつづった。

 勝武士は先月10日に陽性と判定され、同19日から集中治療室で治療を受けていた。八角理事長は「1カ月以上の闘病生活、ただただ苦しかったと思いますが、力士らしく、粘り強く耐え、最後まで病気と闘ってくれました。今はただ、安らかに眠ってほしいと思います」と述べ、「懸命の措置をしてくださいました医療機関の皆様には、故人に代わり、深く感謝申し上げます」と結んだ。

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2020年5月13日のニュース