16歳・鍵山 シニア初陣5位発進「こんなに…」驚き91・61点

[ 2020年2月8日 05:30 ]

フィギュアスケート 四大陸選手権第2日   男子SP ( 2020年2月7日    韓国・ソウル )

男子SP、演技を終えガッツポーズをする鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 16歳が堂々のシニア主要国際大会デビューを果たした。昨年末の全日本でジュニアながら3位に入った鍵山は、91・61点で5位発進。「こんなに(点が)出るんだと思った。89点くらいかな、と。80点台と90点台は全然、違う」と驚きの表情を浮かべた。

 冒頭に4回転トーループを決めると、全日本では0点の失敗ジャンプだったトリプルアクセルも成功。スピン、ステップもレベル4をそろえる好演技だったが、「ステップは感情を込めることしか考えていなくて、足元が微妙だった」と反省も忘れなかった。

 父の正和コーチは92年アルベールビル、94年リレハンメル五輪に出場。鍵山も今年のユース五輪を制し、22年北京五輪を視界にとらえる。9日のフリーでは順位よりも自らの演技に集中。「表彰台というよりSP、フリーどっちもノーミスする目標がある。フリーは自信ある。笑顔で終われたら」。無欲のアタックが、最高のスマイルを呼ぶ。

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2020年2月8日のニュース