桃田賢斗 右眼眼窩底骨折で8日に手術 全治3カ月 代表合宿で不調訴え 3月の復帰断念

[ 2020年2月8日 15:03 ]

バドミントンの桃田賢斗
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 今月1月13日に遠征先のマレーシア首都クアラルンプールで交通事故に巻き込まれて負傷したバドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25)が8日、右眼の眼窩(がんか)底骨折の手術を行った。所属のNTT東日本が発表した。

 NTT東日本によると、桃田は今月3日から日本代表合宿に参加したが、身体の不調を訴えたため5日に離脱。7日に精密検査を行い「右眼眼窩(がんか)底骨折」と診断された。8日に手術を行い、無事に終了。執刀医の見解によると、全治3カ月程度かかる見通しで、今後は治療に専念する。

 桃田は3月11日開幕の全英オープン(バーミンガム)での公式戦復帰を目指していたが、出場を断念した。既に東京五輪出場を確実にしているが、金メダルの近道となる本大会での第1シード獲得にも影響がおよぶ可能性がある。

 ▼朴柱奉ヘッドコーチ 今回のことは驚いております。先ほど、結果を所属チームから聞いて一安心しております。今後に関しては手術後の経過を見て決めていくことになると思いますが、焦らず回復に専念してほしいと思います。

 【桃田の交通事故からの経過】

 ▼1月13日 マレーシアの首都クアラルンプール近郊のプトラジャヤで開催された国際大会出場後、宿泊先からクアラルンプール国際空港へワゴン車で移動中に高速道路で大型トラックと衝突。顎部裂傷、眉間部裂傷、唇裂傷、全身打撲。眉間から大量出血しており、縫合手術を行った。マレーシア人の運転手は死亡。日本選手団の平山優コーチらも負傷した。
 ▼同15日 成田空港に帰国。縫合手術を行った眉間などに痛々しい傷が残るが、自らの足でしっかり歩いて到着口に姿を見せた。到着後は都内の病院に検査入院。
 ▼同17日 都内の病院を退院。3日間にわたる精密検査を終え「身体面に異常なし」の診断を受けた。
 ▼2月3日 東京・味の素ナショナルトレーニングセンターでの日本代表合宿に合流した。

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2020年2月8日のニュース