“世界最高”の羽生「スケートが行きたい方向に全て乗せられたなという感覚」

[ 2020年2月8日 05:30 ]

フィギュアスケート 四大陸選手権第2日 ( 2020年2月7日    韓国・ソウル )

SPで世界最高得点をマークし、笑顔で記者会見する羽生結弦
Photo By 共同

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(25=ANA)は自身が持つ世界最高得点を更新する111・82点で首位発進した。今大会から演目を変更した平昌五輪の伝説プログラム「バラード第1番」を完璧に滑り切り、四大陸のタイトルとジュニア、シニアの主要国際大会を総なめにする“スーパースラム”に大きく前進した。

 【羽生に聞く】
 ――得点については。
 「得点はまあ、できれば112いけるようにというふうには思っていた。ホントに感覚も全て良かったので。(届かなかった)0・2というのは、まあ誤差というか、ついたりつかなかったりするくらいの点数というくらいと今回については思っているので。いつでも0・2点、超えられるような、いい演技をできる準備をしていきたい」

 ――滑りながら考えていたことは。
 「久しぶりに考えずにいけた。なんか、最近ずーっと、ま、フリーはそういうふうにいかないかもしれないですけど、最近ずっと、ジャンプを跳ぶ前にこれをやって、こうやって、こうやって跳ぶみたいなイメージをすごくつくりながら跳んでいたんですけど、今回はほんとに最初から最後まで、気持ちのままにというか、スケートが行きたい方向に全て乗せられたなという感覚が一番、強い」

 ――平昌の時のような感じだったか。
 「平昌の方が、もうちょっと狙っていたかもしれない。やっぱり後半に4回転3回転があるので、なんか、スピンをちょっと回転数をちょっと遅くしたりとか、目が回りすぎないように、とかっていろいろコントロールしていたけど、今回は後半アクセルだけなので、思い切って全部できた。これはアイスショーではできないし、競技プログラムとして、競技をやっている中で、これをできるというのはほんとに幸せだなと思っている」

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