【岡崎真の目】羽生“構成完全掌握”非の打ちどころない演技点48・40点

[ 2020年2月8日 06:55 ]

フィギュアスケート 四大陸選手権第2日   男子SP ( 2020年2月7日    韓国・ソウル )

男子SP、演技を終え拍手をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 羽生の演技は圧巻だった。スタート地点に立った時には少し緊張しているようにも見えたが、体が動き始めるとすぐにゆったりと落ち着いた表情に変わった。プログラム的にも平昌五輪の時よりも間の取り方などがさらに洗練されているように感じた。やはり本人も言っているように、これが一番羽生に合っているのだろう。このプログラムは完全に掌握しているんだという自信がこちらにも自然と伝わってきた。

 平昌の時も確かに素晴らしかった。しかし、今回の演技は間違いなくあの時を上回っていた。審判の採点を見てもジャンプのGOE(出来栄え評価)は全てプラス4と5ばかり。演技点は10点をつけている審判もいる。演技点は50点満点の48・40点なのだから、まさに非の打ちどころのない演技だったといっても過言ではないだろう。

 シーズン途中にプログラムを替えるのは異例だ。ただ、少なくとも気分転換にはなる。今までの演技がどうもしっくりこないとなった時に一から新しく作るのではなく、滑ったことのあるプログラムの方がいろいろと肉付けしやすい。すでに自分のものになっているので、肉付けすること自体もそんなに難しいことではない。審判にどういう評価を得られるのかなというのが唯一のリスクだったはずだが、誰が見ても平昌の時より上という演技を見せつけたのだからさすがだ。フリーでもどんな平昌超えの演技を見せてくれるのか楽しみだ。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年2月8日のニュース