道下、世界記録を大幅更新「最高の結果です!」 東京パラ金に弾み

[ 2020年2月3日 05:30 ]

第69回別府大分毎日マラソン ( 2020年2月2日    大分市・高崎山うみたまご前スタート、大分市営陸上競技場ゴール 42・195キロ )

優勝し世界記録更新を喜ぶ道下
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 自分に勝った。視覚障がい者マラソン女子は、東京パラリンピック出場を確実にしている道下が2時間54分22秒の世界記録で優勝。17年の防府読売マラソンでマークしたT12の自身の記録を1分52秒更新し、「別大は得意のコースじゃなかった。最高の結果です」と笑みがはじけた。

 昨年12月の防府読売マラソンでは30キロすぎで失速し、優勝したものの世界記録更新を逃した。30キロ走、40キロ走を4本するなど、走り込みを積んで別大に参戦。レース前には安田享平コーチから「35キロからは東京を意識して走れ」とハッパを掛けられた。前半から世界新ペースを刻み、最後まで脚力は衰えなかった。「ここで勝たなきゃ、東京じゃ勝てないと言い聞かせながら走りました」と道下。目標の金メダル獲得へ弾みをつけた。

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