青学大・吉田、初マラソン歴代2位 競技続行望む声に「自問自答して決めたい」

[ 2020年2月3日 05:30 ]

第69回別府大分毎日マラソン ( 2020年2月2日    大分市・高崎山うみたまご前スタート、大分市営陸上競技場ゴール 42・195キロ )

2時間8分30秒の日本勢最高の3位でゴールする吉田
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 青学大4年の吉田祐也(22)が初マラソン歴代2位、日本学生歴代2位の2時間8分30秒で日本人最高の3位に入った。優勝は2時間8分1秒のハムザ・サリ(26=モロッコ)で、川内優輝が13年にマークした大会記録(2時間8分15秒)を塗り替えた。

 初マラソンながら吉田の走りは堂々としていた。「25キロから30キロまでペースメーカーについていきながら“この程度なんだ”と思っていた」という。20人を超える先頭集団で好位置を保ち、35キロ地点で東京五輪マラソンモロッコ代表のサリ、昨年の別大で2位だったゴダナがペースを上げても追走。39キロ過ぎにはトップに立ち、レースを引っ張る積極性も見せた。

 テレビのゲスト解説を務めた青学大の原晋監督が「幸せホルモン全開!カッコいいよ!」とマイクを通じてエールを送る中、日本人最高の3位でゴール。2時間8分30秒は藤原正和(03年びわ湖毎日、当時中大、現中大監督)の2時間8分12秒に次ぐ初マラソン歴代2位の好記録。バルセロナ五輪銀メダルの森下広一(2時間8分53秒)、設楽悠太(同9分27秒)ら名ランナーの初マラソンタイムを上回った。

 青学大では「11番目の男」(原監督)で入学から3年間は箱根駅伝のメンバーから外れた。だが、たゆまぬ努力は実った。今年、最初で最後の出場を果たすと4区で区間新記録の快走を見せ、2年ぶりの優勝に貢献。卒業後は菓子メーカーのブルボンに就職し、競技から退くつもりで学生最後のレースとして別大を選んだ。「(駅伝の勢いで)浮かれた気持ちじゃ駄目だとしっかり準備をしてきた」。疲れを残さないトレーニングで体調を整えて快挙につなげた。

 箱根駅伝での快走後は“競技を続けて”と勧める声も多く、この日の好成績も加わって続行の思いも強まっている。「走ることでお金をもらう覚悟が自分にあるか。しっかり自問自答して決めたい」。努力のランナーらしく快挙に浮かれず熟考するつもりだ。

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