遠藤、白鵬破り2日連続金星「しっかり集中できました」初日からは99年栃東以来戦後3人目

[ 2020年1月14日 05:30 ]

大相撲初場所2日目 ( 2020年1月13日    両国国技館 )

白鵬を切り返しで破る遠藤(上)(撮影・郡司 修)
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 熱狂的なコールが国技館を包み込んだ。東前頭筆頭・遠藤が切り返しで横綱・白鵬を破り、初日の鶴竜戦から2日連続で金星を獲得。初日から2日連続は1982年秋場所で北の湖と千代の富士を破った大寿山、99年秋場所で貴乃花と武蔵丸を破った栃東以来、戦後3人目となった。遠藤は前回対戦した昨年九州場所で大流血があった因縁の対決でリベンジを果たした。

 エンドーッ!エンドーッ!エンドーッ!まだ結び前。「座布団を投げないでください」のアナウンスを受け入れた観衆は、自然発生的な「遠藤コール」で祝福する。心地よい響きに包まれ、遠藤が勝ち名乗りを受けた。

 鮮やかにリベンジを果たした。前回対戦した昨年九州場所12日目は、白鵬に左で張られ、右肘を顔にねじ込まれて大流血の末、敗れた。この日の立ち合いも同じ“コンビネーション”を選択した横綱に対し、左へ動いて無効化。すかさず攻め込み、まわしの結び目付近まで深く左を差す。相手の右上手投げには左足をかけて2度こらえ、3度目に切り返しで倒した。白鵬からは16年九州場所以来2つ目の金星を獲得。いつも勝敗に一喜一憂しないが、思わず舌をペロリと出し頬を緩めた。

 引き揚げた支度部屋では冷静に「勝てて良かった。しっかり集中できました」と短い言葉に喜びを凝縮。2日連続金星は18年初場所で嘉風が4日目に白鵬、5日目に稀勢の里を連破して以来2年ぶり。初日から2連続金星は99年秋場所で栃東が貴乃花、武蔵丸を破って以来20年4カ月ぶりとなる。

 発奮材料は先場所の取組だけではない。兄弟子ながら3学年下の大栄翔が今場所で新三役に昇進。師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)は「本人は腹を見せないけど、負けたくない気持ちは絶対ある」と遠藤の心境を察する。昨年5月に一般女性と結婚したことで「相撲で生活していかないといけない。家庭を持って“頑張ろう”となる」とも分析した。切磋琢磨(せっさたくま)する相手と良き伴侶に恵まれ、人気力士の進撃は続きそうだ。

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