照ノ富士 無傷3連勝、モンゴルの“かわいい”後輩豊昇龍下す「やれることやるだけ」

[ 2020年1月14日 15:29 ]

大相撲初場所3日目 ( 2020年1月14日    両国国技館 )

<大相撲初場所3日目>豊昇龍(下)に寄り倒しで勝利する照ノ富士(撮影・島崎忠彦)
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 元大関で10場所ぶりに関取に復帰した西十両13枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜部屋)が、モンゴル出身の後輩で東十両14枚目の豊昇龍(20=立浪部屋)との初対戦を制し、初日から3連勝とした。

 最初の立ち合いは左から張って左上手を取ったが、手付き不十分と見なされた。仕切り直しの立ち合いは「張り差しがばれたから、向こうも考えてくると思ったから普通にいった」。それでもすぐに右を差し、左上手を取って盤石の体勢。「慌てて出ないでゆっくりと思った。まわしが取れて安心したので」。豊昇龍が内掛けに来ても「上半身で(掛けられた足と)逆の方に回した」と冷静に対処した。最後は押しつぶすような形の寄り倒しで勝負を決めた。

 豊昇龍が角界入りする前には食事を共にしたことがあり「かわいい後輩」という存在。先輩として負けられない気持ちがあったかと問われると「負けても勝ってもいい。やれることをやるだけ」と話した。その姿勢は誰が相手でも一緒で、自分の相撲を取りきることに集中している。

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