駒大 出遅れ往路8位…スーパー1年生・田沢3区で7人抜きも「悔しい」区間3位

[ 2020年1月3日 05:30 ]

第96回東京箱根間往復大学駅伝・往路 ( 2020年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町、107・5キロ )

戸塚中継所、2区・山下からたすきを受け駆け出す駒大・田沢(右)(撮影・会津 智海)
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 3区に起用された駒大のスーパー1年生・田沢は、区間記録を1秒上回る1時間1分25秒の快走を見せた。それでもビンセント(東京国際大)、遠藤(帝京大)に次ぐ区間3位で「目標にしていた記録を超えられて良かったけど、日本人1位は絶対と思っていたので…悔しいですね」と複雑な表情だった。

 大八木弘明監督が「ハートは中村匠吾(富士通)、センスは村山謙太(旭化成)に似ている」とほれ込む逸材。厳しい夏合宿もほとんどのメニューをAチームでこなし、大学駅伝デビューとなった昨年10月の出雲は3区2位、11月の全日本大学駅伝では7区で区間賞の活躍。初の箱根でも存在感を示した田沢は「もっとスタミナをつけて、来年は誰にも負けないように走ります」と前を向いた。

 ただ、13位から6位に順位を押し上げた田沢の走りも起爆剤にはならず、チームは往路8位と出遅れた。指揮官は「うまくいかなかったですね。1、2区の流れがいまひとつ。田沢も区間新と言っても日本人選手に負けている」と手厳しかった。

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2020年1月3日のニュース