箱根駅伝、10区間の展望一覧 スパート合戦1区から重圧の10区、令和最初の頂点をつかむのは…

[ 2020年1月2日 08:00 ]

<第96回箱根駅伝往路>1区、一斉にスタートし、最初のカーブを曲がる東海大・鬼塚(左)ら選手たち(撮影・木村 揚輔)
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 第96回箱根駅伝は、2日午前8時、東京・大手町をスタートし、2日間にわたって10区間217・1キロで争われる。

《各区間の展望》

 ▼1区…スパート合戦
 東京・大手町から鶴見中継所までの21.3キロ。レースの流れをつくる非常に重要な区間で、各校のスピード自慢が起用される。

 ▼2区…エースの競演
  エースが名を連ねる「花の2区」。鶴見中継所から戸塚中継所まで23.1キロ。最長区間で13キロ付近の権太坂以降のアップダウンの繰り返しがスタミナを奪う。

 ▼3区…下りがメイン
  戸塚中継所から平塚中継所までの21.4キロ。平たんコースだが、海風の影響もある。つなぎ区間とみられることも多いが、最近は有力選手を置くチームが多い重要区間。

 ▼4区…終盤に上り坂
  平塚中継所から小田原中継所までの20.9キロ。勝負の5区を見据え、決して気は抜けない準エース区間。

 ▼5区…過酷「山上り」
  小田原中継所から箱根・芦ノ湖までの20.8キロ。標高差約800メートルを駆け上がる特殊区間の一つ。上りに特化した選手が担当することが多い。

 ▼6区…難所「山下り」
  箱根・芦ノ湖から小田原中継所までの20.8キロ。「山下り」区間。ペース配分、スタミナ、体温調節など総合力が試される。

 ▼7区…寒暖差に注意
  小田原中継所から戸塚中継所までの21.3キロ。箱根山から吹き下ろす冷気に対し、時間経過とともに気温が上がる。

 ▼8区…遊行寺坂が鍵
  平塚中継所から戸塚中継所までの21.4キロ。優勝争いやシード争いが過熱してくる区間。前半の海風対策、遊行寺の坂がポイントになる。

 ▼9区…復路の長丁場
  戸塚中継所から鶴見中継所までの23.1キロの「裏エース区間」。2区と同じくエース級が集結。平たんだが、距離が長くペース配分が必須。

 ▼10区…重圧の最終区
  鶴見中継所から東京・大手町までの23.0キロ。平たんなコースながらビル風や観客からのプレッシャーなど、走者への影響は絶大。

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