リオ落選の松井千士 W杯組との五輪代表争い「楽しみ」7人制ラグビー代表合宿

[ 2019年12月23日 18:04 ]

東京五輪への思いなどを語った松井千士
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 ラグビー7人制男子の東京五輪日本代表候補が23日、東京都府中市での合宿を公開し、バックスの松井千士(25=サントリー)が15人制のW杯日本代表組の合流を歓迎した。

 合宿は前日からスタートし、この日は午前中から屋外練習を行うなど本格始動した。7カ月後に迫った大舞台での目標は悲願のメダル獲得だが、招待チームとして参加した今月のワールドラグビー・セブンズシリーズ2大会の結果は振るわず。それでも「メダルという目標は変わらない。今年はラグビーの年だったが、来年もラグビーを盛り上げられるように頑張る」と語った。

 20日には東京都内で会見が行われ、第2次五輪代表候補19人が発表された。松井もその1人に名を連ねたが、世間の注目は史上初のW杯8強入りを果たした15人制日本代表のWTB福岡堅樹(パナソニック)やWTBレメキ・ロマノラヴァ(ホンダ)、FB/WTB松島幸太朗(サントリー)の合流時期や代表入りの可否に集まっている。松井は「(注目を集める)きっかけとしてはいいが、悔しい気持ちはある」と話したが、わずか12人の代表争いに向けては「フィジカルを強化して、世界と戦えるようになった。何回も高い強度で走れている。自信は付いた」ときっぱり。福岡らとはポジションを争うことになるが、「楽しみ」と歓迎した。

 松井は16年のリオデジャネイロ五輪でも代表入りを争ったが、最終メンバーから漏れ、バックアップメンバーとしてチームに同行した。「(試合を)お客さんと同じ立場で見たのは鮮明の覚えている。その気持ちを忘れずにやる」と3年前の悔しさをバネに、大舞台を目指す。

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2019年12月23日のニュース