芝田山広報部長 インフル感染貴源治に撲を取らせたことは「間違いだった」 理事長が親方に謝罪

[ 2019年12月23日 18:22 ]

貴源治
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 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)が23日、都内で行われた理事会と年寄会の後に取材に応じ、十両・貴源治(22=千賀ノ浦部屋)が、インフルエンザに感染しているにもかかわらず冬巡業の取組で相撲を取らせたことに関して春日野巡業部長(元関脇・栃乃和歌)から報告を受けており「取らせてしまったことは間違いだった」と事実と認めた。

 芝田山広報部長は、貴源治が病院から帰って来たのが取組の直前で対策が取れなかったことと、この日で帰京することを理由に挙げた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は、巡業部長の春日野親方から報告を受け「大変申し訳ない」と貴源治の師匠である千賀ノ浦親方に謝罪、親方から貴源治に伝えられることになっているという。会場にいた大勢の来場者に対しては、謝罪のコメントはなかった。

 春日野親方は、報道陣からの問いかけに「自分の言うことは広報部に話した」とだけ語った。

 貴源治は11日に佐賀県佐賀市で行われた巡業先の病院でインフルエンザA型と診断されたが、日本相撲協会関係者に取組を行うよう指示されたという。

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2019年12月23日のニュース