インフルで相撲を取ったことが判明した日に貴源治が稽古再開「親方から話すなと言われているので」

[ 2019年12月23日 21:16 ]

稽古再開初日に痛めている右肘にサポータを巻く貴源治                               
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 大相撲の十両・貴源治(22=千賀ノ浦部屋)がインフルエンザに感染していたにもかかわらず巡業で相撲を取らされていた問題で、師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は23日、東京都台東区の同部屋での稽古後に取材に応じ、「巡業から帰って来て(感染して相撲を取ったと)本人から聞いた。ああ、そうかって。深い話は聞いていないです」と明かした。

 貴源治は11日に佐賀県佐賀市で行われた巡業の午前中、体調不良を訴えて病院でインフルエンザA型と診断された。その日のうちに帰京して、千賀ノ浦部屋に向かったという。その時の弟子の様子について、「帰って来てあいさつした時、マスクをしてしんどそうだった。A型と言っていた」と説明。弟子がパワハラともいえる行為を巡業先で受けたが「そうなんですよね。みんなに移ったら困るし。まだ何とも言えないんですけど」と言葉を濁した。

 貴源治はこの日から初場所(来年1月12日初日、両国国技館)に向けて稽古を再開。親方によると「(体調)大丈夫か?」という問いかけに、「大丈夫です」と答えたという。元気な姿を取り戻しており、四股や上半身のトレーニングで汗を流した。稽古後、報道陣から佐賀県での巡業について質問が及ぶと「親方から話すなと言われている」と、口を閉ざした。

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2019年12月23日のニュース