国学院大学松尾三郎杯 全国選抜高校大会 接戦制し東海大相模が初優勝

[ 2019年12月22日 18:00 ]

第33回国学院大学松尾三郎杯争奪全国選抜高等学校柔道大会 ( 2019年12月22日    国学院大学たまプラーザキャンパス体育館 )

優勝した東海大相模の(前列左から)滝本大翔、近藤那生樹、増田彪冴、尼田光志朗(後列左から)林田和孝総監督、菅原光輝、金子竜士、工藤海人、水落健太監督
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 第33回国学院大学松尾三郎杯争奪全国選抜高等学校柔道大会(同大体育連合会柔道部主催、毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社後援)が22日、横浜市青葉区の同大たまプラーザキャンパス体育館で開かれた。

 この大会は、1、2年生で挑む「新人戦」の位置づけとされる大会で、来年の全国大会、インターハイの勢力図を占う場となっている。試合は1校5人で対戦する団体トーナメント戦。今回は、60校の強豪が北海道から九州までの全国各地から集まり、1回戦からハイレベルの戦いが繰り広げられた。

 決勝戦は、いずれも初優勝を目指す東海大相模(神奈川)と木更津総合(千葉)の対決に。4試合を終え1勝2敗と後がない東海大相模は、大将の菅原光輝選手が大外刈りで一本勝ち。対戦成績で並び一本の数で上回った東海大相模が昨年に続く2回目の出場にして初優勝を果たした。

 3位には加藤学園(静岡)と埼玉栄(埼玉)が入った。優秀選手には、菅原光輝、近藤那生樹(以上、東海大相模)、甲木碧(木更津総合)、加古裕慈(加藤学園)、野村陽光(埼玉栄)の5人が選ばれた。

 この大会は、準備や運営を柔道部員の大学生が中心となって行われる。また、施設内の柔道場では、トーナメントに敗れた高校同士の練習試合が恒例になっている。悔しさをバネに稽古に汗を流す高校生たちの熱気にあふれた。

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2019年12月22日のニュース