高安 非公開で稽古を再開 急性腰痛症「だいぶ良くなってきている」

[ 2019年12月2日 13:57 ]

大関・高安
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 大関からの陥落が決まった高安(29=田子ノ浦部屋)が2日、東京都江戸川区の同部屋で稽古を再開した。稽古は非公開だったが、高安によると、まわしを締めて四股などの基本運動などを行ったという。3度目のカド番だった11月の九州場所は、急性腰痛症のため途中休場。全休した名古屋場所から2場所連続負け越しとなり、大関在位15場所で関脇に転落することになった。この日は腰の状態について「経過は良好で、だいぶ良くなってきている」と話した。

 幕内土俵入りを務めた後に急きょ、途中休場となった九州場所8日目については「朝に(腰痛に)なって、いろいろ治療をしてなんとか相撲が取れるかなと思ったが、本場所に入ってからさらに悪化した。いろんな策を練ったが改善しなかった」と説明。「周りの人にはご迷惑をおかけした。お客さん、ファンの皆さんには申し訳ないことをした」と頭を下げた。

 来年初場所(1月12日初日、両国国技館)で10勝以上を挙げれば大関返り咲きとなる。九州場所の終盤には稽古場に下りて体を動かしており、「ケガをしない体づくりを一番に取り組む。一から見直して、同じことを繰り返さないように治療と並行しながらやっていく」という。故障克服のために筋力強化に取り組むとともに、9月の秋場所前の計量で176キロだった体重も見直す考えで「しっかり体をつくりながらタイトな体にしていきたい」と減量プランも明かした。

 1日から始まった冬巡業への合流については「今のところ未定。体を第一に、相談しながら取り組んでいきたい」と話した。

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2019年12月2日のニュース