レイブンズがチーム初の8連勝 QBジャクソンが大活躍 NFL史上初の驚異的な走力

[ 2019年12月2日 13:49 ]

ランとパスの両方でTDをマークしたレイブンズのQBジャクソン(AP)
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 NFLは1日に第13週の12試合を行い、AFC北地区首位のレイブンズは地元ボルティモア(メリーランド州)でNFC西地区首位の49ersに20―17(前半17―14)で競り勝って10勝2敗。2季目のQBで今季のMVP候補に挙げられているラマー・ジャクソン(22)が降りしきる雨の中でパス(105ヤード)で1TD、さらに得意のランではチーム最多の101ヤード(キャリー16回)を稼いで1TDを奪い、チーム史上初の8連勝に貢献した。

 ジャクソンは先発した計19戦で16勝3敗。70ヤード以上を走破した試合では12戦全勝となり、1シーズンで100ヤード以上を4回記録したのはNFL史上初の快挙となった。

 49ersは10勝2敗。RBラヒーム・モスタート(27)が自己最多の146ヤード(キャリー19回)をランで稼いで1TDをマークしたが、終了間際にリーグ屈指のキックの精度を誇るレイブンズのジャスティン・タッカー(30)に49ヤードのFGを決められて接戦をものにできなかった。NFCではすでに南地区の優勝を決めたセインツと並んで勝率は1位。しかし開幕8連勝のあとは2勝2敗ともたついている。

 AFC東地区首位のペイトリオッツは敵地ヒューストンで同南地区首位のテキサンズに22―28(前半3―14)で敗れて10勝2敗。守備陣が4つのTDを許して今季最多失点を記録し、勝率ではレイブンズと並んだ。

 <第13週のダイジェスト>

 ▼トリックプレー ドルフィンズはイーグルス戦の第2Q、パンターのマット・ハック(25)からキッカーのジェイソン・サンダース(24)というルートで1ヤードのTDパスを成功。スナッパーとQB役を務めたハック以外の選手はプレー直前、左右どちらかに散っていた。なおキッカーのTDレシーブは42年ぶり。

 ▼史上最速 チーフスのQBパトリック・マホームズ(24)はレイダース戦でパスで1TD。デビューから27試合目で通算TDパスは70に到達し、これはダン・マリーノ(元ドルフィンズ)の29試合より2試合早い最速記録となった。

 ▼初白星 ベンガルズは地元シンシナティでジェッツに22―6で勝って12戦目で初勝利。昨年12月16日のレイダース戦以来、約1年ぶりの白星となった。ジェッツは今季7戦全敗だったドルフィンズにも負けており、7戦以上を消化して勝っていなかったチームに同一シーズンで2度負けたのは史上初めてとなった。

 <11月28日の結果>

ベアーズ(6勝6敗)24―20*ライオンズ(3勝1分け8敗)
ビルズ(9勝3敗)26―15*カウボーイズ(6勝6敗)
☆セインツ(10勝2敗)26―18*ファルコンズ(3勝9敗)

 <1日の結果>

*ベンガルズ(1勝11敗)22―6ジェッツ(4勝8敗)
タイタンズ(7勝5敗)31―17*コルツ(6勝6敗)
*ドルフィンズ(3勝9敗)37―31イーグルス(5勝7敗)
パッカーズ(9勝3敗)31―13*ジャイアンツ(2勝10敗)
*スティーラーズ(7勝5敗)20―13ブラウンズ(5勝7敗)
レッドスキンズ(3勝9敗)29―21*パンサーズ(5勝7敗)
バッカニアーズ(5勝7敗)28―11*ジャガーズ(4勝8敗)
*レイブンズ(10勝2敗)20―17 49ers(10勝2敗)
ラムズ(7勝5敗)34―7*カージナルス(3勝1分け8敗)
*ブロンコス(4勝8敗)23―20チャージャーズ(4勝8敗)
*チーフス(8勝4敗)40―9レイダース(6勝6敗)
*テキサンズ(8勝4敗)28―22ペイトリオッツ(10勝2敗)

 *はホームチーム、☆はプレーオフ進出

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