空手 形女子の清水希容ら3人が五輪代表入り確定

[ 2019年12月2日 05:30 ]

形女子決勝で演武する清水希容
Photo By 共同

 空手プレミアリーグ(PL)マドリード大会最終日は1日に行われ、形女子の決勝で清水希容(ミキハウス)は2位となった。組手の男子84キロ級、荒賀龍太郎(荒賀道場)と女子50キロ級、田畑梨花(京産大)が3位。形では男子の本一将(AGP)と金城新(劉衛流龍鳳会)、女子の岩本衣美里(クリーンコーポレーション)と大野ひかる(大分市消防局)が3位。11月30日に行われた組手女子68キロ超級の植草歩(JAL)は、初戦でスペイン選手に敗退した。

 ≪規定をクリアで≫形で男子の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)と女子の清水希容、組手男子75キロ級の西村拳(チャンプ)が空手で最初の五輪代表入りを確定させた。全日本空手道連盟は来年1月1日時点で、世界空手連盟(WKF)五輪ランキングの各階級上位2選手を集中強化指定選手とすると規定。さらに同年1月のプレミアリーグ(PL)パリ大会後のランキングで2選手の間に2000ポイント以上の差がつけば代表に「内定」するとしている。

 ◆喜友名 諒(きゆな・りょう)1990年(平2)7月12日生まれ、沖縄県出身の29歳。5歳で空手を始め、全日本選手権は12年から7連覇、世界選手権は14、16、18年と3連覇中。18年2月を最後に国際大会で負けがなく、19年はアジア選手権4連覇を果たした。沖縄・興南高、沖縄国際大出。劉衛流龍鳳会。1メートル70、78キロ。

 ◆清水 希容(しみず・きよう)1993年(平5)12月7日生まれ、大阪府出身の25歳。小学3年で空手を始め、世界選手権は14、16年優勝、18年は2位。全日本選手権は6連覇中。19年はアジア選手権で2連覇を果たした。東大阪大敬愛高、関大出。ミキハウス。1メートル60、57キロ。

 ◆西村 拳(にしむら・けん)1995年(平7)12月31日生まれ、福岡県出身の23歳。18年世界選手権3位。19年はプレミアリーグのパリ、東京大会とアジア選手権で優勝。父の誠司さんは1982年世界選手権の組手男子70キロ級覇者。宮崎第一高、近大出。チャンプ。1メートル80。

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