八村がレナードと初めてマッチアップ 前半で13得点も25点差を追う展開 

[ 2019年12月2日 13:22 ]

クリッパーズ戦に先発したウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(21)は1日、敵地ロサンゼルス(カリフォルニア州)で行われたクリッパーズ戦にデビューから18戦連続で先発。11月29日のレイカーズ戦ではレブロン・ジェームズ(34)と顔を合わせたが、この日はスパーズとラプターズで2度ファイナルのMVPとなっているカワイ・レナード(28)とのマッチアップで2戦連続でリーグの看板選手との対決となった。

 八村は最初に放った3点シュートはリムに当たって入らなかったが、2本目のフィールドゴール(FG)試投となった左サイドからのジャンプシュートは成功。このあとアイゼイア・トーマス(30)が外したシュートを押し込み、さらにドライブインからのレイアップを決めたあとに相手の反則によるフリースローも成功させて「3点プレー」も成立させた。第1Qは12分フル出場してFGを7本中4本成功させて9得点。4リバウンドも稼いだ。

 第2Qは43―58で迎えた4分57秒からコートに復帰。その37秒後には右サイドを疾走したあとにダンクを決めて11得点目。2試合連続、今季11回目の2ケタ得点を早々と記録した。8分19秒にはジョージとの1対1を制してゴール下でシュートをねじ込んで13得点目。点差はジリジリと開いてしまったが、その劣勢の中でウィザーズの背番号8は奮闘した。

 しかし前半はクリッパーズが82―57と大量25点をリード。レナードは14得点、さらにポール・ジョージ(29)も27得点をマークするなど、年俸総額が2人で6330万ドル(約70億円)に達する大物コンビが活躍してウィザーズを引き離した。前半の82点はチーム最多記録に並ぶ猛攻で、ディフェンスに大きな弱点を抱えるウィザーズにとっては今季ワーストとなった。

 八村はレナードがベンチに下がるとジョージをマークし、ジョージがいないケースではルー・ウィリアムス(33)とともに“陰の二枚看板”として活躍している201センチ、109キロのモントレズ・ハレル(25)ともマッチアップ。デビュー18戦目は極めて“仕事量”の多いゲームとなった。

 ウィザーズがクリッパーズと対戦するのは通算121回目で過去の対戦成績は76勝44敗。勝率・633は、全29チームの中で最高となっている。しかし今季のクリッパーズは優勝候補でここまで14勝6敗。これまでとは違った試合展開となり前半で主導権を奪うことはできなかった。

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2019年12月2日のニュース