「崖っぷち」タカマツ4強入り 五輪選考レースひっくり返す!

[ 2019年11月30日 05:30 ]

バドミントン 全日本総合選手権第4日 ( 2019年11月29日    東京・駒沢体育館 )

女子ダブルスでベスト4に進出した高橋(左)松友組(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 各種目の準々決勝が行われ、女子ダブルスで16年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華(29)、松友美佐紀(27)組が、日本ユニシスの後輩ペアに2―0のストレート勝ち。順当に4強入りした。最大2枠を争う東京五輪選考レースでは日本勢3番手と崖っ縁の状況だけに、3年ぶり6度目の国内女王の座をつかんで年明けからのラストスパートに弾みをつける。

 タカマツは第1ゲームこそ2人の連係が合わずに苦戦を強いられたが、第2ゲーム中盤では怒とうの12連続得点。同じ所属の後輩ペアを41分で圧倒し、3年ぶりの戴冠に前進した。試合後、高橋は「昨日よりいいコンビネーションだった」とうなずいた。

 崖っ縁だからこそ、目に見えるタイトルが欲しい。五輪選考レースの世界ランキングでは1位の福島、広田組、3位の永原、松本組に続き日本勢3番手の6位。最大2枠のため現状では代表からはじき出されている。タカマツといえばリオ五輪で大逆転の金メダル。今大会は五輪選考の対象ではないが、全日本女王のタイトルを引っ提げて再浮上を狙う。

 準決勝で激突するナガマツとは、国際舞台で4勝4敗の五分。高橋は「頭で考えて、レシーブで工夫して、いい攻撃に持っていきたい」と語り、松友も「まずは自分たちのプレーをしていきたい」と意気込みを語った。

続きを表示

2019年11月30日のニュース