佐賀の強豪バスケ部で体罰 男性監督に指導停止「プレッシャーがあった」

[ 2019年11月13日 12:20 ]

 佐賀県立佐賀北高校(佐賀市)の男子バスケットボール部で、監督を務める40代の男性教諭から暴行や暴言を受けたと複数の部員が訴えていることが13日、分かった。全国高校総体に22回出場した強豪校で、学校側は大半を体罰と認定。教諭の部活指導を停止した。

 学校によると、部員の一人が10月28日から今月7日にかけて学校を欠席。保護者が学校側に「暴言と威圧的な指導で、子どもが苦しいと言っている」と伝え、発覚した。この部員によると、ボールを投げ付けられたり、「殺すぞ」と言われたりしたという。
 学校が他の部員に聞き取りをしたところ、作戦ボードを投げられたり、「部活に来るな」「学校を辞めろ」といった暴言を受けたりしたとの証言が寄せられた。

 教諭は昨年4月、同校に着任。学校の聞き取りにおおむね事実関係を認め「チームを強くしないといけないというプレッシャーがあった」と話しているという。

 渡辺成樹校長は13日、県庁で記者会見し「生徒や保護者に不安を与え、おわびしたい」と謝罪した。

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2019年11月13日のニュース