若隆景、珍事の主役 新入幕3連勝!!平幕3人がトップ

[ 2019年11月13日 05:30 ]

大相撲九州場所3日目 ( 2019年11月12日    福岡国際センター )

若隆景(右)は、 押し出しで徳勝龍を破る(撮影・中村達也)
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 新入幕の若隆景が十両の徳勝龍を押し出し、初日から3連勝とした。勝ちっ放しは3日目にして豊山、正代との平幕3人に絞られた。平幕が3日目にトップに立つのは17年秋場所以来。故郷の福島が大きな被害を受けた台風19号の上陸からちょうど1カ月。兄の幕下・若隆元、十両・若元春も勝ち、3兄弟で被災地を励ます一日となった。

 狙いの右前まわしは引けなかったが、肩透かしで185キロの巨漢・徳勝龍を泳がせた。さらに、胸を下から突き上げるようにして押し出した。土俵の主導権は、60キロ軽い若隆景が支配した。

 「あの形になれば攻めるしかない。幕内の雰囲気に慣れてきたし、体が動く。でも、まだまだこれからです」

 中入り最初の一番で決めた、初日からの3連勝。新入幕を勝ち取った秋場所9日目からの7連勝を合わせ、連勝を10に伸ばした。さらに、直後から9人いた勝ちっ放しが消えていく。結びの一番で朝乃山まで敗れ、平幕3人がトップ。3日目にして三役以上に全勝がいないのは平成以降では4度目の珍事となった。

 「今日の1勝が…というのもあるが自分が幕内の土俵で活躍することで喜んでもらえればいい」

 犠牲者が13都県で90人を超えた台風19号の被害から1カ月。故郷の福島県内では、ようやく浸水した家屋の床下消毒作業がスタートした区域もある。くしくもこの日、長兄の若隆元が旭蒼天をはたき込み、次兄の若元春は魁勝を寄り倒し、3兄弟が白星をそろえた。

 「節目の日に3人そろって勝てるのはいいこと。3人で頑張れればいい」。本場所開催地では福島から最も遠い九州から、今後も元気を届けていく。

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