データで見る八村の7戦目 ゴンザガ大出身3選手の明暗

[ 2019年11月7日 13:13 ]

ペイサーズ戦で無得点に終わった八村(AP)
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 ウィザーズの八村塁(21)は6日のペイサーズ戦に先発して21分出場したが、放った5本のシュートをすべて外して無得点。米国内で行われた公式戦で得点欄に「0」が書き込まれたのは、ゴンザガ大(ワシントン州)の1年生だった2017年3月23日のウエスト・バージニア大戦(出場は4分)以来で、1分の出場ながら3点シュートを1本成功させたその2日後のゼイビアー戦から続いていたカレッジとNBAでの連続得点記録は81試合でストップした。

 この日はゴンザガ大OBで、2016年のドラフト全体11番目に指名されたペイサーズのパワーフォワード、ドマンタス・サボニス(23)とも随所でマッチアップ。今季から先発に昇格した“先輩”は28分の出場で5反則を犯しながらも、13得点、17リバウンド、7アシスト、2スティールをマークし、八村とは対照的な活躍を見せた。

 同選手の父親は元リトアニア代表のセンターで、NBAではトレイルブレイザーズで活躍したアービダス・サボニス氏(54)でインサイドでの強さは父譲り。八村は第2Q残り3分4秒にリバウンドをキープしてバックコートからワンマン速攻を仕掛け、その24秒後には右サイドからドライブインも試みたが、この2本はいずれもサボニスが前に立ちふさがって“後輩”のシュートを阻止した。

 ゴンザガ大にサボニスは2年、八村は3年在籍。先発の主力として活躍した最終年での成績を見ると、サボニス(2015年シーズン=出場36試合)は17・6得点、11・8リバウンドでフィールドゴール(FG)の成功率は61・1%だった。

 これに対して八村(2018年シーズン=37試合)は19・7得点、6・5リバウンドでFG成功率は59・1%。大学時代の成績を比較するとほぼ互角だったが、プロ初対戦となったこの日はNBA4季目を迎えていたサボニスに軍配が上がった。

 ゴンザガ大で八村とともにフロンコート陣の主力として活躍し、ドラフト全体21番目でグリズリーズに指名されたブランドン・クラーク(23)もサボニス同様にこの日は活躍。ティンバーウルブス戦でベンチから出場し、22分の出場で7本のFGと4本のフリースローをすべて決める“パーフェクト・ゲーム”で7戦目で自己最多となる18得点と8リバウンドを記録した。

 クラークは203センチのフォワードだが、ゲーム終盤でもスモールラインアップのセンターとしてコートに残り、137―121での勝利に貢献。ゴンザガ大時代の昨季は37試合で16・9得点、8・6リバウンドだったが、ドラフトでの指名順が八村よりも12番遅かったにもかかわらず、ここまではなかなかの成績を残している。

 いずれもフォワードの3人の中で今季の年俸が一番高いのは446万9160ドル(約4億8700万円)の八村で、サボニスは352万9555ドル(約3億8500万円)、クラークは247万8840ドル(約2億7000万円)。しかし平均得点ではサボニスが20・3で12・6の八村を大きく上回り、クラークも11・3と八村との差はほとんどなくなってきた。

 FG成功率では八村が44・8%であるのに対し、サボニスは54・4%でクラークは51・5%。年俸を意識する必要はないが、八村にとってはこの2人の活躍をエネルギーにして成績をアップさせたいところだろう。なおゴンザガ大出身でNBAで主力で活躍している選手としてはヒートのフォワード、ケリー・オリニク(28)もいる。(高柳 昌弥)

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