陵侑、大ジャンプ2本で初優勝 W杯王者の力「今日は95点くらい」

[ 2019年10月28日 05:30 ]

ノルディックスキー 全日本選手権ジャンプ最終日 ( 2019年10月27日    北海道札幌市・大倉山ジャンプ競技場 )

優勝した小林陵(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 NHK杯を兼ねてラージヒル(ヒルサイズ=HS137メートル)が行われ、昨季のW杯個人総合を制した小林陵侑(土屋ホーム)が133メートル、135・5メートルを飛んで合計273・5点で初優勝した。47歳の葛西紀明(土屋ホーム)は7位だった。

 昨季のW杯個人総合王者が力の違いを見せつけた。1回目133メートルで首位に立つと、2回目はヒルサイズに迫る最長不倒の大飛躍で2位以下を寄せつけなかった。小林陵は「130メートルを飛んで会場を沸かせたい」という宣言通りの豪快な2発に「ビッグジャンプをそろえることができて良かった。今日は95点くらい」と胸を張った。

 前日26日のノーマルヒルは兄の潤志郎(雪印メグミルク)が優勝し、3位に終わったが、主戦場のラージヒルで面目躍如。全日本選手権を初制覇し「大きな試合なので自信につながる」と、11月下旬に始まるW杯に弾みをつけた。

続きを表示

2019年10月28日のニュース