アルゼンチン、前回4強の真価発揮 FW戦で支配し4トライ

[ 2019年9月29日 05:30 ]

ラグビーW杯1リーグC組   アルゼンチン28―12トンガ ( 2019年9月28日    花園 )

〈アルゼンチン―トンガ〉後半、タックルを受けながらパスを出すアルゼンチンのオルランド
Photo By 共同

 前回大会4強のアルゼンチンが真価を発揮した。強みのFW戦でトンガを上回り、前半だけでボーナス点を得られる4トライを奪取。レデスマ監督は「前半は主導権を握って支配できた。それに尽きる」とうなずいた。

 前半6分、ラインアウトからのサインプレーでフッカーのモントジャが先制トライ。16分にはモールを押し込み、背番号2が再びインゴールに飛び込んだ。スクラム、ラインアウトの成功率は100%。計3トライのモントジャは「(自分の活躍よりも)国のために戦うことが重要だ」と殊勝に話した。

 初戦のフランス戦は前半に連係を欠いて失点を重ね、惜敗。その反省から、立ち上がりは修正した。だが、28点をリードした前半27分を最後に得点はなく、試合を通じた集中力の維持には課題も残る。次戦は激戦のC組の中でも最強の呼び声が高いイングランド戦。マテラ主将は「全てに満足しているわけではない」とさらなる飛躍を誓った。

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2019年9月29日のニュース