関学大 苦しみながらも難敵退け開幕4連勝 

[ 2019年9月29日 19:10 ]

関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関学大17―15神戸大 ( 2019年9月29日    王子スタジアム )

<関学・神大>3Q、突進する関学・RB三宅(撮影・後藤 正志)
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 苦しみながら、学生王者の関学大が4つ目の白星をもぎ取った。最初の攻撃は自陣40ヤードが起点。QB奥野耕世(3年)のパス、RB斎藤陸(2年)のランでドライブを進め、敵陣6ヤードから奥野がエンドゾーンのWR阿部拓朗(4年)にTDパスを通そうとした。しかし…。まさかのインターセプト。攻守の歯車が微妙に狂った瞬間だった。

 斎藤のTDで先制した直後には、セーフティで2失点。オフェンスが自陣のエンドゾーンで倒される“自滅”は、関学大にしては珍しい。そして第2Q6分29秒、スペシャルプレーのTDパスを通され、前半を7―8で折り返した。

 底力を見せたのは、後半に入ってから。自陣9ヤードからのシリーズ。RB三宅昂輝(3年)のラン、奥野のパスで一気に40ヤード前進。敵陣に入っても、リズムのいいオフェンスで、最後は奥野が逆転の23ヤードTDパスを通した。

 第2節で関大を撃破した難敵を退け、開幕4連勝。シーズン序盤の苦戦は、上位と対戦する後半に向け、何よりの良薬になる。

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2019年9月29日のニュース