元幕内・里山の断髪式に300人 「思い出がよみがえった」

[ 2019年9月29日 05:30 ]

佐ノ山親方(左)の断髪式でハサミを入れる荒磯親方
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 昨年11月の九州場所で引退した元幕内・里山の佐ノ山親方(38=尾上部屋)の引退相撲が28日、東京・両国国技館で行われ、断髪式には鶴竜、白鵬の両横綱、29日に引退相撲を行う荒磯親方(元横綱・稀勢の里)ら約300人が参加し、師匠の尾上親方(元小結・浜ノ嶋)が止めばさみを入れた。

 出身地の奄美大島からも多くの関係者が訪れ「(断髪する人の)名前を読み上げられるたびに思い出がよみがえった」と感慨に浸った。既に部屋付き親方として指導に当たっており「誰も一人で生きていない。誰かに支えられている。相撲を教える前にそこを教えたい」と信念を口にした。

 佐ノ山親方と意見交換しながら引退相撲の準備を進めてきた荒磯親方は「無事終われば、それでいい」と最後のちょんまげ姿で心境を語った。

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2019年9月29日のニュース