17歳中村輪夢V 進化の大技連発「次は世界一を取れるよう」

[ 2019年9月24日 05:30 ]

男子エリートクラスで優勝した中村輪夢
Photo By 共同

 東京五輪で初採用される自転車BMXフリースタイル・パークの全日本選手権が23日、岡山市下石井公園特設会場で行われ、男子エリートクラスは五輪でメダルが期待される17歳の中村輪夢(ウイングアーク1st)が97.93点で2大会ぶり2度目の優勝を果たした。2位は高木聖雄で95.33点、3位は前回覇者の西昂世(ともにJFBF)で91.00点だった。女子エリートクラスはW杯優勝の実績がある大池水杜(ビザビ)が88.33点で3連覇した。

 中村は実戦では初という大技を連発し、底知れない才能を見せつけた。タイヤのパンクに泣いた昨年の雪辱を果たし「技も気持ちも去年より強くなっている。次は世界一を取れるように頑張る」と胸を張った。全日本フリースタイルBMX連盟の出口智嗣理事長も「冷静なライド。去年できていない技がいくつもできている」と成長に目を細める。11月に控える世界選手権で初の表彰台も現実味を帯びてきた。

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2019年9月24日のニュース