スケボ堀米雄斗、今季自己最高も2位 4連続で9点台

[ 2019年9月24日 05:30 ]

スケートボード ストリート世界選手権最終日 ( 2019年9月22日    ブラジル・サンパウロ )

男子ストリートで2位に入った堀米
Photo By 共同

 東京五輪予選対象大会の今季最終戦を兼ねて行われ、男子は堀米雄斗(20=XFLAG)が2位、女子は西村碧莉(18=木下グループ)が3位で表彰台に上がった。五輪予選大会3連勝を狙った堀米は今季自己最高の36・6点をマークしたが、1月の前回世界選手権を制したナイジャ・ヒューストン(米国)に0・3点差で逆転された。

 堀米が斬新な技を並べて9点台を4連続で刻んだ。9・7点を出すなど神懸かり的だった王者ヒューストンには及ばず「本当に凄い接戦だった。(相手が)強かった」と素直に脱帽したが今季の天王山で真骨頂を見せた。

 一発技では3回目に最高の9・3点をマーク。進行方向に背を向けて後ろ足から横半回転し、階段の手すりに飛び乗る「ノーリー・バックサイド180」と、逆スタンスのまま後部車輪の金具と板の裏で滑り降りる「スイッチ・フィーブルグラインド」の合わせ技を鮮やかに成功させた。

 高い完成度の秘けつを、日本チームの早川コーチはこう説明する。「(練習を)人一倍どころか2倍、3倍は余裕でやっている」。何十回続けて転倒しても成功を信じて挑む武骨さが、36点の大台超えに結実した。

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2019年9月24日のニュース