フィジー 海水浴で今大会初勝利だ!マッキー監督「リカバリーが非常にうまくいった」

[ 2019年9月24日 15:15 ]

<ラグビーW杯 フィジー会見>試合会場の釜石で会見するフィジーのマッキー監督(左)とワンガニンブロトゥ主将(撮影・井上 徹)
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 ラグビーW杯1次リーグD組のフィジー―ウルグアイが25日、今大会唯一の新設会場である岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで行われる。21日の初戦でオーストラリアに敗れ、今大会初勝利を目指すフィジーは24日、試合会場で会見。ジョン・マッキー監督は「中3日だが、質の高いトレーニングをすることができた。2試合続けて先発する選手もいるが、リカバリーが非常にうまくいった。我々のメディカルチームは世界でも一流だ」と話し、「オーシャンリカバリーがとても役に立った。海で泳ぐことは体だけでなくリラックスさせる意味もあった」と説明した。

 ウルグアイとは前回の15年イングランド大会でも対戦して47―15で快勝したほか、昨年11月にも英国でのテストマッチで68―7と大勝している。しかし、マッキー監督は「それ以来ウルグアイが強化しているのは分かっている。前よりもフィジカルになっていると思うし、チームとして一緒に練習もしている。南米のチームはスクラムが強く、モールディフェンスに力を入れていることも分かっている」と警戒。「どこが危険かは分かっているので、そこをしっかり守り、我々はフィジアンスタイルを貫きたい」と抱負を述べた。

 マッキー監督は、東日本大震災の被災地である釜石で開催されるW杯が「釜石にとって、世界のラグビー界にとって非常に重要と思っている。最初に視察で来た時は感情的になった。まだ建設現場で、壊滅的な状況だった。復興していることは本当に素晴らしい」とコメント。フランカーのドミニコ・ワンガニンブロトゥ主将も「ここでの試合は特別。プレーできる選手の一員であることを誇りに思う」と語った。試合まで時間がないにもかかわらず津波被害の跡地視察をスケジュールに組み込んでおり、「何が起きたのか見るために、いろんな場所を回ることになっている。我々は謙虚な気持ちでここに来ているし、津波の時にどんな気持ちだったのか、ぜひ知りたいと思う。全員にとっていい経験になると思っている」と強調した。

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2019年9月24日のニュース