海外メディアが連日の挑発的質問 日本代表の長谷川コーチは冷静対処

[ 2019年9月24日 17:03 ]

ラグビーW杯1次リーグA組   日本―アイルランド ( 2019年9月28日    エコパスタジアム )

会見で海外メディアから飛んだ挑発的な質問を聞く長谷川慎スクラムコーチ(左)。右は佐藤秀典通訳
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 ラグビー日本代表は24日、静岡県浜松市内で練習後、午後に宿舎ホテルで記者会見に臨んだ。会見には多くの海外メディアも駆け付けて注目の高さをうかがわせた一方、やや挑発的な質問も飛び交う場面もあった。

 最初に対応した長谷川慎スクラムコーチには、22日に行われたアイルランド―スコットランド戦を見て「対戦が不安になったか?」と質問が飛んだ。佐藤秀典通訳の和訳を聞いた長谷川コーチは、「不安?…はい。アイルランドはずっと強いチームなので、ずっと不安です」とあえて卑下して不快感を示すと、「どの試合でもそうです。どの試合でも普段通り行けるかどうか不安です」と続けた。

 プロップ木津悠輔(トヨタ自動車)に続いて対応したSH流大(サントリー)には、「アイルランドと日本には、どのくらいの力差があると思うか?」とさらに挑発的な質問が飛んだ。流は「答えが難しい」と戸惑いともイラつきとも取れる表情を浮かべた後、「ティア1に勝つことを想定して練習してきているので、それを出すたけ。だから、どれだけ差があるかは表現しづらい」と答えた。

 前日23日の会見でも海外メディアから「準々決勝を見据えてアイルランドは力を抜いてくると思うが」との挑発的な質問が飛び、ロックのヘル・ウヴェ(ヤマハ発動機)が「アイルランドは見下してくると思うが、それに対して全てぶつけたいと思う」と答える場面があった。決戦まであと4日。両国の“場外乱闘”も熱を帯びてきた。

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2019年9月24日のニュース