大坂なおみ “レジェンド”の来訪喜ぶ「コービーが私のベンチにいるなんて」

[ 2019年8月30日 08:32 ]

<全米オープン第4日 大坂なおみ・マグダ・リネッテ>笑顔で会見する大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
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 テニスの四大大会、全米オープン(ニューヨーク、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)は29日に女子シングルス2回戦を行い、連覇を狙う第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)は世界ランク53位のマグダ・リネッテ(27=ポーランド)と対戦。6―2、6―4のストレート勝ちで4年連続の3回戦進出を決めた。

 レジェンドが見守る中、1時間11分で快勝した。試合中、大坂の関係者ベンチに座る元NBAスター選手のコービ―・ブライアントと元NFL選手のコリン・キャパニックが会場の液晶モニターに映し出されると、観客からは驚きの声と歓声が沸き起こった。

 最強の援護を受けて大坂は1セット目を難なく奪うが、2セット目は先にブレークを許し3ゲームを先取される展開。だが意地の5ゲーム連取で巻き返し、逆転で次戦に駒を進めた。

 今月18日にはSNSにコービーとの2ショット写真を載せており、スポンサー契約を結ぶナイキつながりで交流がある模様。試合後は「去年と比べるとコービーが私のベンチに座っているなんて信じられない。正直なところ、私は彼らに太陽の下に長時間座っていて欲しくなかったの。だから3セット目に持ち込みたくなかった」と微笑んだ。

 フルセットで2時間28分かかった初戦から試合内容も安定感が光った。「とても落ち着いていたし緊張しすぎることもなかった」と振り返り、「次の試合のことは考えているけど、今はこのトーナメントを勝つことすら考えていない」とキッパリ。重圧から解放された女王がまた強くなった。今大会はWOWOWで放送。

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