立命大、開幕戦快勝発進 北田のキックオフリターンTDでチームに勢い

[ 2019年8月30日 21:22 ]

関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   立命大31―0龍谷大 ( 2019年8月30日    EXPOフラッシュフィールド )

<龍谷大・立命大> 試合開始早々、キックオフリターンタッチダウンを決める立命大WR・北田  (撮影・後藤 大輝)
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 4年ぶりの甲子園ボウル出場へ、立命大が好スタートを切った。関西学生アメリカンフットボール1部リーグは30日、大阪府吹田市のEXPOフラッシュフィールドで開幕。昨年2位の立命大が龍谷大を31―0で下し、開幕戦を白星で飾った。

 雨で20分開始が遅れたオープニングゲーム。ビッグプレーで令和最初のシーズンが幕を開けた。龍谷大のキックオフ。ボールをキャッチした立命大WR北田真貴(3年)がブロッカーの作った走路を駆け抜ける。モメンタム(勢い)を引き寄せる89ヤードのキックオフリターンTD。王座奪回に懸ける意気込みがスタンドにも伝わった。

 もちろん、エースも負けていない。龍谷大の攻撃を守備で圧倒した直後のシリーズ。自陣49ヤードからRB立川玄明(3年)が密集を抜け出す。フィジカルとスピードを生かした、らしさ満点のTD。たった2度の攻撃機会で2TDを奪い、勝負のすう勢を決めた。

 「合宿ではケガ人が多く出たので、戦いながら、チーム力をつけていきたい」。開幕前の監督会見で、古橋由一郎監督はスロースタートを示唆した。青写真を覆す快勝劇。打倒・関学大へ――。心の底から笑うための1年が始まった。

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2019年8月30日のニュース