星川ひなの、雷雨中断も何の日本タイトル初制覇 ゴルフ日本女子学生選手権

[ 2019年8月30日 16:49 ]

日本女子学生選手権で日本タイトル初制覇を果たした星川ひなの(日大2年)
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 ゴルフの2019年度(第56回)日本女子学生選手権は30日、兵庫県小野市の小野グランドカントリークラブ(6367ヤード、パー72)で最終の第3ラウンドを行った。首位でスタートした星川ひなの(日大2年)が雷雨による1時間19分の競技中断を挟む厳しい状況の中、3バーディー、4ボギーの73とスコアをまとめ、通算6アンダーで日本タイトル初制覇を果たした。今大会2年ぶりの優勝を目指した小西瑞穂(東北福祉大3年)が通算5アンダーの2位だった。

 最終18番パー5(495ヤード)。1打差に迫った小西がピン側わずか50センチのバーディーチャンスにつけていた。ややスライスに見えた4メートルのバーディーパット。これを沈めた星川はグッと右拳を強く握りしめた。

 「生まれて初めてガッツポーズが出ました。大学に入学する前から狙っていた試合で勝つことができて凄く自信になりました」

 初挑戦だった昨年のこの大会は1打差の2位。覚悟していたうれし涙はなし。笑顔いっぱいの優勝シーンとなった。

 これで日本女子オープンに最終予選から挑戦する権利を獲得。次なる目標はその日本女子オープンでのローアマのタイトルとなる。

 「“ミレニアム世代”の子たちがアマチュアで出ている日本女子オープンでローアマを取れたらプロでもやれるという自信になると思います」

 今秋のプロ転向を表明している安田祐香、古江彩佳、後藤未有、西村優菜ら“黄金世代”に続く存在として注目を集める一学年下のライバルたち。大学ゴルフ界の女王として負けるわけにはいかない。

 <最終成績>
1位・星川ひなの210(71、66、73)
2位・小西瑞穂211(69、71、71)
3位・田中のどか212(68、72、72)
4位・岡田梨沙215(72、72、71)
4位・黒田光理215(71、73、71)
4位・鈴木磨夜215(74、71、70)
4位・稲垣那奈子215(72、71、72)
8位・木内真衣216(73、71、72)
8位・森彩乃216(71、71、74)
10位・藪下真衣217(72、70、75)
10位・岡地里香217(74、67、76)

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