孔明、地元福岡で暫定2位「メジャーの次に勝ちたい大会」

[ 2019年8月30日 05:30 ]

男子ゴルフツアー RIZAP・KBCオーガスタ   第1日 ( 2019年8月29日    福岡県糸島市 芥屋GC=7103ヤード、パー72 )

14番、ティーショットを放つ小田(撮影・岡田 丈靖)
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 豪雨の影響でスタート時間が遅れ69人がホールアウトできず、日没サスペンデッドとなった。地元福岡出身の小田孔明(41=プレナス)が5連続を含む7バーディー、ボギーなしの65で回り、1打差の暫定2位につけた。池田勇太(33=フリー)が64で回り暫定首位。3戦連続優勝を目指す石川遼(27=CASIO)は11ホールを終え2アンダーの暫定44位で競技を持ち越した。

 “ご当所”の意地を見せる時がやってきた。福岡県飯塚市に自宅がある小田孔がスタート10番で7メートルのバーディーパットを沈め一気に波に乗った。「このまま行くんじゃないかと思ったんですけど(15番以降は)そのままでした。風がない分、フェアウエーにもよくいった」。12番パー3では6Iの第1打を30センチにつけ、あと少しでエースの会心のショットを見せた。前日は九州北部地方を観測史上最大の豪雨が襲った。小田孔も近くに住む両親に「何かあったら連絡して」と伝え試合に臨んでいた。「全国で(自然災害の)被害が広がっている。僕は選手会の理事なので何かできることはないかと常に考えている」と話す。6月にじんましんで一時体調を崩したが調子は上向き。今大会は地元で開催される唯一のツアー競技。「メジャーの次に勝ちたい大会」と思い入れは誰よりも強い。

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2019年8月30日のニュース