ジョセフHCが雷も ラグビー日本代表が網走合宿を開始

[ 2019年8月19日 20:31 ]

<ラグビー日本代表練習>練習を見つめるジョセフHC(右から2人目)(撮影・吉田 剛)
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 ラグビー日本代表の網走合宿が19日、網走スポーツトレーニングフィールドで練習初日を迎え、9月20日に開幕するW杯日本大会出場を目指す選手40人が午前と午後の2部練習を行った。

 午前、午後ともに予定開始時刻の30分以上も前に練習を始め、午前は終了時刻を1時間を超過するほどのハードな1日に。今回は8月29日のW杯メンバー31人発表前では最後の合宿となるだけに、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)も「いろんな意味がある(合宿)。ベストの31人を選ぶことに尽きる。選手全員にチャンスがある」とサバイバルの号砲を鳴らした。

 午前のユニット練習では、FW勢がモールとスクラムの練習を行った。その際、いずれも最初の2本でコラプシングの状態に。セッションを見守ったジョセフHCは最後の円陣で「こんな場面は二度と見たくない」と厳しく指摘した。「試合だと、あそこで(勝つ)チャンスを逃すことになる。練習でもいいスタートをして、一貫した精度を保たないといけないが、メンタル的に少しでもソフトだと、チームに損害を与えることになる」。あえて雷を落とし、チームをしっかりと引き締めた。

 あす20日で、W杯開幕までついに1カ月。9月6日には南アフリカ戦(熊谷)も控えるが、「南アフリカ戦は自分たちの現状把握のいい指標になるが、あくまでフォーカスは南ア戦ではなくW杯」と言い切った。史上初の8強、そしてさらに上のステージへ、北の大地で総仕上げに入る。

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2019年8月19日のニュース