ミレニアム世代、アマ渋沢暫定2位 先祖は新1万円札の“顔”

[ 2019年8月3日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 大東建託いい部屋ネットレディース第2日 ( 2019年8月2日    山梨県南都郡鳴沢村 鳴沢GC=6605ヤード、パー72 )

暫定2位の好位置につける渋沢
Photo By 共同

 アマチュアの渋沢莉絵留(りえる、18=北山CC)が第2ラウンドの16ホールを消化し、通算8アンダーまで伸ばして暫定2位につけた。第1ラウンドトップの浜田茉優(23=伊藤園)が12ホールを終え、通算10アンダーで暫定首位に立っている。雷雲の接近で競技が2度中断したため8人しかホールアウトできず、2日連続の日没サスペンデッドとなった。

 今春、沖学園高を卒業したばかりの渋沢が優勝争いに割って入った。「今週は練習ラウンドの時に入念にメモを取って準備したおかげで、攻めと守りがハッキリしたゴルフができました」。その言葉通り、下りのパットを残すとバーディーを取るのが難しいグリーンを手前から攻略。12番で3メートル、16番では5メートル、2番でも4メートルを沈め順調にスコアを伸ばした。

 近代日本の資本主義の父と呼ばれ、24年から発行される新1万円札の“顔”となる渋沢栄一につながる家系。「お父さん方なんですけど、私はあまりピンとこないんです」と、照れ笑いする。2000年生まれのミレニアム世代。同い年の安田祐香らがアマの大きな大会やプロの試合で活躍する一方、自らは目立った結果を残せていなかった。今大会は同世代のライバルに追いつくチャンス。「優勝はあまり意識せず、じわじわトップに追いつきたい」。今秋プロテストに挑戦するが、その前に大きな仕事をやってのけたいところだ。

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2019年8月3日のニュース