大橋 上位争い絡めず…失格追い打ちショックで涙

[ 2019年7月23日 05:30 ]

水泳世界選手権第11日 ( 2019年7月22日    韓国・光州 )

<世界水泳光州2019・競泳2日目>女子200メートル個人メドレー決勝、ゴールし、がっくり引き揚げる大橋(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 競泳の女子200メートル個人メドレー決勝で、大橋悠依(23=イトマン東進)がまさかの失格に終わった。6番手でゴールしたが、日本水連によると背泳ぎから平泳ぎへのターン直後に違反があったという。大本里佳(22=イトマンSS)は2分9秒32で5位。男子100メートル平泳ぎ決勝では、小関也朱篤(27=ミキハウス)が58秒93で4位となり、メダルを期待された2種目で表彰台を逃した。

 まさかの結末だった。女子200メートル個人メドレー決勝。大橋は序盤から上位争いに加われず、6番手でゴールした。ショックで涙ぐむ中、失格の追い打ち。レース後は取材エリアに現れずに会場を去った。

 21歳の時に初めて日本代表に選出された遅咲き。17年ブダペスト大会で銀メダルに輝き、一躍、脚光を浴びた。ダークホース的存在だった前回大会から今回は立場が一変。白血病の池江、モチベーション低下で一時競技を離れていた萩野の不在により、エースとして重圧に向き合ったが、本来の泳ぎはできなかった。28日の400メートル個人メドレーで挽回を期すことになる。

 一方、初出場の大本は100メートルのターンまでトップを泳ぐ積極的なレースを展開。「次に向けたステップだと思えば、良いレースができた」と手応えを口にした。5月のシドニーでの大会に続き、大橋に連勝。日本勢女子初のダブル表彰台どころか、ともにメダルを逃したが、明暗を分ける内容だった。

続きを表示

2019年7月23日のニュース