ハンド女子日本代表「おりひめジャパン」七夕の願い 知事表敬では「強い日本を見せたい」

[ 2019年7月23日 05:30 ]

世界選手権オリジナル短冊に願いごとを書いた「おりひめジャパン」メンバー(左から)宮川、勝連、多田、永田、原
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 「女子ハンドボール世界選手権」が今秋に熊本県内3市5会場で開催される。世界24カ国の代表が熊本で交流を深め、16日間で96試合が行われる。

 熊本県山鹿市で強化合宿を行った女子日本代表「おりひめジャパン」のメンバー19人とスタッフは18日、熊本市の熊本県庁に蒲島知事を表敬訪問した。ウルリック・キルケリー監督は「感謝を込め、誇りに思っていただけるプレーをしたい。12月、熊本で強い日本を見せたい」と意気込んだ。

 大会公式PRキャラクターのくまモンと選手を迎えた知事は「ベストパフォーマンスのために最高の舞台を整えることを約束します。厳しい試合が続くと思いますが、開幕戦から勝利していただき、メダルを」と激励した。原希美主将は「一番いい色のメダルが獲れるように頑張ります」。知事応接室に飾られてあった金メダルを指さした。

 ≪繁華街練り歩いてPR≫“おりひめ”が七夕に願いを込めた。チケットの一般発売が始まった7日に「おりひめ七夕パレード」が熊本市中央区の繁華街で行われた。

 日本代表の原希美主将、永田しおり副主将ら5選手が参加して大会をPR。「たくさんの方々に、会場に足を運んでいただき、世界最高レベルの試合を間近で観戦していただきたいと思います」。蒲島県知事のあいさつ後、原主将とくまモンの出発合図で県内小中高のハンドボール部の部員と関係者約300人の行列が、同市新市街から下通(しもとおり)を練り歩いた。

 パレード終了後、おりひめジャパンのメンバーは同市の上通(かみとおり)での「竹の日フェスタ」にも参加した。世界選手権オリジナル短冊に願いごとを書き、来場を呼びかけた。

 ◇おりひめジャパン 女子日本代表の愛称。13年11月に一般公募で決定した。ハンドボールは7人でプレーすることから、七夕にちなんでいる。織り姫が優雅に天の川を渡るように、との意味から日本が世界に華麗に羽ばたき、駆け抜ける願いも込められている。デンマーク人で元同国女子代表コーチを務めたウルリック・キルケリー監督(47)が16年6月から指揮し、主将は原希美(三重バイオレットアイリス)が務める。ちなみに男子日本代表は18年6月に同じく公募で決まった「彗星(すいせい)ジャパン」で、ひこ星ジャパンではない。

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