錦織、フェデラーに敗れ初のウィンブルドン4強ならず 第1セット先取も“芝の帝王”に逆転負け

[ 2019年7月11日 02:23 ]

テニス ウィンブルドン選手権第9日 ( 2019年7月10日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

天を仰ぐ錦織圭(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 男子シングルス準々決勝が行われ、第8シードの錦織圭(29=日清食品)は第2シードのロジャー・フェデラー(37=スイス)と対戦。6―4、1―6、4―6、4―6で敗れ、1933年の佐藤次郎以来、日本人86年ぶりのベスト4進出はならなかった。

 両者の対戦はこれが11度目で、対戦成績は錦織の3勝7敗。錦織は初のウィンブルドン4強、4大大会最多20度優勝を誇るフェデラーは、ウィンブルドン通算100勝目が懸かった一戦となった。

 錦織は1セット第1ゲームでいきなりのブレークに成功。開始から主導権を握った。第6、第8ゲームでフェデラーにブレークポイントを握られたが、踏ん張ってキープ。第1セットを6―4で先取した。

 だが、第2セットで主導権を握ったのはフェデラー。第2ゲームでブレークを決めて3ゲームを連取すると、第6ゲームでこのセット2度目のブレーク。6―1と圧倒し、セットカウントを1―1に戻した。

 第3セットでもフェデラーがアグレッシブなプレーを見せ、第7ゲームでブレーク。錦織は4―5で迎えた第10ゲームでブレークポイントを握ったが惜しくも決めきれず、4―6でこのセットもフェデラーに奪われた。

 第4セットもフェデラーが積極的な攻めを見せ、何とかこれをしのぐ錦織。しかし4―4で迎えた第9ゲームで、ついにフェデラーがブレーク。錦織は第2セット以降全く隙を見せなかった“芝の帝王”に屈し、2年連続の準々決勝敗退となった。

続きを表示

2019年7月10日のニュース