奈紗 8差82位出遅れ、巻き返し誓う「攻めていけたら」

[ 2019年6月22日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第1日 ( 2019年6月20日    米ミネソタ州チャスカ ヘーゼルティンナショナルGC=6807ヤード、パー72 )

全米女子プロ第1日 12番でバンカーショットを放つ畑岡
Photo By 共同

 世界ランク6位の畑岡奈紗(20=森ビル)は16番でダブルボギーを叩くなど76とスコアを崩し、首位に8打差の4オーバー、82位と大きく出遅れた。強い雨風の中、68をマークしたオーストラリアのハンナ・グリーン(22)が4アンダーで首位。日本勢は横峯さくら(33=エプソン)の3オーバー、62位が最高だった。

 スコアカード提出直後は110位台だった順位は、最終的には82位に上昇した。午後スタート組を襲った激しい風と雨。早朝の穏やかな天候の中でスタートした畑岡には悔やまれる一日となった。

 「思ったより風は最初の方はなかったので、イーブン(パー)くらいでは上がりたかったですね」

 より慎重にと第1打に3Wを選択した中盤の16番で落とし穴が待っていた。右に広がる池を警戒しこの日初めて打球は左に曲がりクリークに飛び込んだ。痛恨のダブルボギー。後半の2番でグリーン奥のエッジから第3打を54度のウエッジでカップに放り込んでバーディーを奪ったのが唯一の見せ場となった。

 悪天候のためスコアは伸び悩み、首位とは8打差に踏みとどまった。「トップもそんなに伸ばしてるわけではないので、どんどん攻めていけたら」。ヘーゼルティンは何かが起こる舞台として有名。09年全米プロ選手権では首位に6打差の44位発進だったY・E・ヤンが最終日に全盛期のウッズを逆転し、男子ではアジア人初のメジャー制覇を達成した。畑岡は希望を胸に2日目に臨んだ。 

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