羽生結弦が生配信でトークショー こだわりは「どんな価値観でも美しいと感じる表現を」

[ 2019年6月22日 15:53 ]

インスタライブでトークショーを行った羽生結弦
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(24=ANA)が22日、インスタライブの動画配信でトークショーを行った。化粧品メーカー「コーセー」が展開するスキンケアブランド「雪肌精」のアンバサダーとして「Yuzuru Hanyu meets SEKKISEI PREMIUM TALK SHOW」で生配信された。

 グレーのスーツで登場した羽生はSNSでのライブ配信は初めてということもあり、「緊張している」と苦笑いを浮かべた。話題は自らがアンバサダーを務める「雪肌精」だけでなく、フィギュアスケートにもおよんだ。「採点スポーツなので。(採点者)それぞれの価値観がある。人間が美しさを評価していく。どんな価値観でも美しいと感じる表現を気にしながら演技している」と明かす。アイスショーなどもこなす上で「プログラム、曲で違う設定、世界観を表現する。ジャンプ、スピン、ステップのバランス。その良さが大事。注意ながらやっている」と語った。高度なジャンプなども演技中に行うが、「すごく難しいと思わせない。いかに美しく全てをこなすか」とこだわりも語った。

 羽生は全国4都市を巡るアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」を終えたばかり。「やっとアイスショーも落ち着いてきた。しっかりトレーニングを積んで、試合に向けて頑張りたい」と新たなシーズンを見据える。現在はつかの間のオフを過ごす。「オフになりたい時は何かしらのきっかけ必要。雪肌精の香りやアロマとかでもいい。嗅覚をつかって脳を休ませ、高めている」と話す。アスリートとして、多くの記憶を呼び覚ますことが成長につながるという。「(香りも)記憶で分ける。悔しい記憶、良かった記憶…。アスリートなので悔しい思いはあった。失敗が成功につながる。いろんな記憶をたどっています。香り、嗅覚、視覚が連動して記憶してスイッチが切り替わる」と語った。

 「ファンタジー・オン・アイス」では多くの声援が力になったという。「たくさんの方々から声援を頂いた。今、(動画を)見ている方々にも応援して頂いた。すごくありがたいです。それが力になるとあらためて思った」と感謝を口にしていた。

 羽生は2019~20年シーズン、GPシリーズ第2戦スケートカナダ(10月25~27日、ケローナ)、第6戦NHK杯(11月22~24日、札幌市真駒内セキスイハイムアリーナ)への出場が決定している。

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