全体9位指名にノビツキーら名選手多数 八村も続けるか

[ 2019年6月22日 05:30 ]

八村 日本人初!NBAドラフト1巡目指名

NBAのドラフト会議で、日本人初となる1巡目、全体9位で指名され笑顔を見せる八村(右)はシルバー・コミッショナーと握手(AP)
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 過去の全体9位指名には名選手が多い。筆頭は1998年にマーベリックスに指名され、欧州勢初のMVPに輝くまでに成長したドイツ出身のダーク・ノビツキー。1年目にレギュラーシーズンの約半分に出場し、2年目には先発に定着した。97年には得点王2度のトレイシー・マグレディがラプターズから指名された。現役ではロンドン五輪金のアンドレ・イグダーラ(現ウォリアーズ)が04年に76ersから、リオ五輪金メダルのデマー・デローザン(現スパーズ)が09年にラプターズから、11年にはオールスター3度の司令塔ケンバ・ウォーカーがボブキャッツ(現ホーネッツ)からそれぞれ指名されている。

 ▽NBAドラフト 米国でプレーする選手のほか、海外でプレーする選手もプロ、アマを問わず指名対象となる。現在は30球団2巡目まで計60人のみ指名の狭き門だ。指名権は有力選手とのトレードで他球団に移る場合もある。1巡目の指名順はレギュラーシーズンの成績下位14チームによる抽選で決まり、15番目以降の指名はプレーオフ進出チームが勝率の低い順に行う。今年はペリカンズが1番目の指名権を獲得していた。また、大学を卒業するなど自動的にドラフトの対象資格を与えられていない19歳以上の選手が、ドラフト会議の60日前までに意思を表明することで対象となれるアーリーエントリー制度があり、大学3年の八村は同制度を利用した。今年は約100人がこの制度でドラフト対象になるなど、近年はNBA入りの主流となっている。

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2019年6月22日のニュース