八村弟の阿蓮 指名の瞬間立ち合う、兄は「ストイック」

[ 2019年6月22日 05:30 ]

八村 日本人初!NBAドラフト1巡目指名

八村塁の弟で東海大2年の阿蓮
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 八村の弟で東海大2年の阿蓮(あれん、19)は家族とともに指名の瞬間に立ち会った。ドラフト会場には兄と並んで入場。誇らしげな表情を見せた。

 阿蓮は兄を「周りが思っている以上にストイックな性格。結果を出すために結構やり込むというか、やり込んで結果を出す人」と表現する。世間ではハーフならではの高い身体能力が武器とみられがちだが、「誰よりも練習している。ドリブルでミスをしたら、全体練習後にコーンを置いてドリブルの練習をやっていた」という。小さい頃に兄弟げんかは「普通にしていた。勝った覚えがないので、たぶん負けていたと思う」と苦笑いし、バスケについても「アドバイスより、怒られていたイメージしかない。“こうプレーしろ”とか結構強く言われていた」と明かした。

 阿蓮自身はポジションはPFだが、日本代表合宿に参加した際にラマス監督から「代表でプレーするならSFもできるように」と言われ、今年は3点シュートの練習も増やしている。「将来は代表に入りたいから」。目標の一つが、兄と同じコートで戦うことだ。

 ≪母「安心した」≫会場で一緒に指名を待った八村の家族は名前が呼ばれると抱き合って喜んだ。母・麻紀子さんは「指名されてホッとしているのと、うれしい気持ち。塁の姿を見て、うれしそうに答えている姿を見て、希望の球団に入れたのかなと思って安心しています。やっぱり周りに気を配れる人になってほしいです」と語った。

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