朝乃山 幕内「令和」勝ち越し1号 1敗キープも意識なく

[ 2019年5月21日 05:30 ]

大相撲夏場所9日目 ( 2019年5月20日    両国国技館 )

<夏場所9日目>竜電(右)を攻め寄り倒しで破る朝乃山(撮影・久冨木 修)
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 幕内の令和勝ち越し1号は、朝乃山だった。幕内後半2番目の取組で竜電を寄り倒し。勝ち越しへの意識も「全くなかった」そうで、令和1号の話題も水を向けられて初めて気づいたという。「平和…あ、平成のつもりでいたので。意識はないですね」と2つの元号をミックスするほど、こだわりはなかった。

 立ち合いは頭で当たって押し込み、常に主導権を握った。富山商時代の恩師で17年1月に他界した浦山英樹さんの教え「強い相手とやる時は頭でかませ!」を実践してつかんだ白星。「しっかり踏み込んで、あとは体が反応してくれた」と笑みを浮かべた。平幕でただ一人、1敗をキープして優勝争いで首位並走。「自分の相撲で、どこまで星を伸ばせるか」と気合十分だった。

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2019年5月21日のニュース