松山 強風に苦しみ16位終戦…4日間で初オーバーパー77

[ 2019年5月21日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権最終日 ( 2019年5月19日    米ニューヨーク州 ベスページ・ステートパーク・ブラックコース=7459ヤード、パー70 )

<全米プロ選手権>2番でバーディーを決め、ギャラリーの声援に応える松山英樹。通算3オーバー16位で終戦
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 6位から出た松山英樹(27=LEXUS)は3バーディー、6ボギー、2ダブルボギーの77とスコアを落とし、通算3オーバーの16位に終わった。74で回ったブルックス・ケプカ(29=米国)が初日からの首位を守り、通算8アンダーの272で大会2連覇。メジャ通算4勝目、米ツアー6勝目を挙げた。

 追い上げを期した最終日は、4日間で初めてのオーバーパーとなる77。6位から順位を落とし、松山の言葉には悔しさがにじんだ。

 「結果論ですけど、3つ、4つ伸ばしたらいい勝負ができた。それができなくて、凄く残念です」

 ギャラリーの帽子が飛ぶほどの風に翻弄(ほんろう)された。イーブンで迎えた5番パー5でティーショットを右に曲げると、第2打も左の茂みへ。4オン2パットで今大会初のダブルボギーを叩き、流れを失った。フェアウェーを捉えたのは6ホールだけで、4日間でワースト。「リカバリーもうまくいかなかった」と振り返った。

 それでも、17年以来のメジャーでの優勝争いに「差はあったが、久々に(優勝に)近い場所で雰囲気を味わうことができた」と収穫もあった。来週は休養に充て、次戦はメモリアル・トーナメント(5月30日開幕)を予定。6月中旬には、メジャー第3戦の全米オープンが控える。松山は「こういう位置でどんどんやっていけるように」と顔を上げた。

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